ネックレスの選び方とコーディネート、重ねづけの基本。

ジュエリーのコーディネート
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こんにちは。

この記事ではネックレスの種類と選び方コーディネートや重ねづけの基本について、まとめています!

これから一生ものネックレスを選びたい方や、手持ちジュエリーのコーディネートに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです!

ネックレスは首回りにつけるジュエリーです。

ペンダントと並んで人類が初めて身につけた装身具といわれています。

★日本のジュエリーの歴史はこちら参照!

ちなみにネックレスの仲間として「ペンダント」という言葉も聞いたことがあるかもしれませんが、

ネックレスとペンダントの違いは、

・ネックレスはモチーフ部分がチェーンと一体になっているもの

・ペンダントはモチーフ部分はチェーンとは別になっているもの(チェーンに通して身につける感じ)

です。

この記事はこんな構成です。興味のあるところからどうぞ。

(目次は多いけど、ひとつひとつはそんなに長くないです!)

ネックレスの種類

モチーフタイプのネックレス

一般的に「ネックレス」と聞いてイメージするネックレスです。

真ん中に宝石がついていたり、ハートやら星やらのモチーフがついているもの。

プチネックレス」とか「ワンポイントネックレス」などとも呼ばれていることがありますね。

宝石が数個並んだタイプのものもあります。

いちばん最初に買うネックレスって、このタイプなんじゃないかなあ。

若いころに買ったワンポイントのネックレスがたくさんあって、年齢とともに似合わなくなってきた~どうしよう!みたいな人いないですか?

私もいくつかメルカリで売ったけど、思い入れのあるものはどうしても捨てられなくて。これから先の人生は重ねづけで生き返らせよう!と思ってます。

鉄板の(?)重ねづけの仕方は下の方で書いてます~

ステーションタイプのネックレス

ステーションタイプは、その名の通りステーション(駅)な感じで、一定の間隔でモチーフが並んでいるタイプのネックレスです。

飾りが多いから、ワンポイントのネックレスよりも華やか

色とりどりのカラーストーンを使ったようなものだとコーディネートのアクセントにもなります。

夏の白Tシャツとかにも映えるよね。

ただ難点は値段。K18素材で、石もダイヤモンドだったりするとメチャ高い。

だから買うにしても素材に悩むのではないかなあ、と思うのがこのステーションタイプ。

スライスダイヤモンドのステーションネックレスが欲しい!けどセールでも10万、定価だと軽く20万はするので、買えるめどが立ってないです。

チェーンネックレス

チェーンネックレスは、文字通りチェーンだけのネックレスです。

地金(じがね = 金属のこと)のみを使っていて、真ん中にモチーフなどがついていないタイプ。

一般的に、女性向けのジュエリーでよく使われているのはあずきチェーンベネチアチェーンです。

あずきチェーンだけでも複数の種類があるし、太さも種類があるから、チェーンのことを真剣に考え始めると沼るよ。

でも最近はチェーンネックレスブームで、街中どこをみてもチェーンネックレスばかり。

チェーンだけでつけてもオシャレなネックレスがたくさん出てきたなあ、と感じてます。

ビズーさんのK18素材フィガロとか、シルバー925のフィセルとか、チェーンの形が大きめものも存在感があってステキです。

少しずつ形が違うから、それぞれ試着してみると微妙~~に雰囲気が違って、めちゃくちゃ悩みます。

ちなみにチェーンネックレスは国際宝飾展とかに行くとめっちゃ安く買えます。

(仕入れとか商談の場だから基本的には業者のみ入場なんだけど、たまに一般の人も入れるときがある)

けど、実際に会場に行ってみると、種類が多すぎて「どれにすればいいの・・・?」「私はどんなコーディネートがしたかったんだっけ・・?」ってなって買えなくなる。

だから、あらかじめ、自分はどういうのが欲しいのかを相当シュミレーションした方がいいと思う。

ちなみに私はいまだに悩みすぎてチェーンネックレス、買えてないです。

余談だけど、中が空洞になってるタイプのチェーンもあります。中空(ちゅうくう)タイプって呼ばれてたりする。

中が空洞になってると、そのぶんコストが安く済むから安い。大きくて存在感があるものでも、思ったより安いのよね。

あと、なにより良いなと思ってるのが軽いこと

重いネックレスって肩が凝るじゃん?

資産目的でチェーンネックレスを買うなら中空はありえないと思うけど、ファッション目的で身につける私は中空タイプもいいなーって思ってます。

連タイプのネックレス

連タイプって単語を使ってる人を見たことがないけど、ちょっといい表現が見つからないのでとりあえず。

石が連なってるタイプのネックレスで、イメージしやすいのは真珠のネックレス

ザ・冠婚葬祭って感じの一連のネックレスもあれば、長いものを二連とか三連にして使うこともあります。

石が連なってるとやっぱりゴージャスに見えるので、ちゃんとしてる感は出るよね。

個人的には軽めの淡水パールの二連くらいの長さだと重い!って感じずに使えます。

ネックレスの長さ

35~38cm(チョーカー)

首の周りにピッタリくらい~少しゆとりがあるくらいの長さ。

40cm(プリンセス)

国内ブランドで一般的によく売られてる長さはこの40cmです。

だいたい鎖骨の間とか鎖骨のちょっと下くらいにくる長さ。(もちろん、個人差あります)

平均して3cmほど短く(して37cmくらいに)できる調整用の輪っかがついています。

60cm(マチネ)

60cmはバスト上くらいの長さ。

40cmくらいだと、トップスの襟の形との相性が気になったりするし、冬場のタートルネックはボリュームがあってつけられなかったりします。

その点60cmだと、どんなトップスにも合う。バスト上まで来るからTシャツとも合わせられる。

ただ長さがある分、ボリュームがないと微妙なので、存在感のあるチェーンネックレスとか、大きめモチーフのものを選ぶのがよいのだろうなあ、という感じ。

60cmの一連パールネックレスは品があってすごく素敵。アラフォー世代にはよいのではないか、と思う。

伊藤美佐季さんの『そろそろジュエリーが欲しいと思ったら』にもマチネのパールネックレスの写真が載っててすごい素敵です。

ただ、ちゃんとしたアコヤパールだとやっぱり高いので、覚悟が必要(?)でもある。

マチネのアコヤパールネックレスは楽天の真珠系のお店でも10万超、ハイブランドなら50万超って感じ。

80cm(オペラ)

バスト下にくる長さ。

二連にするとチョーカーサイズになるので2WAYで使えるのは便利かなあと思います。

ただ一連で使う場合はだらーんと間延びした印象になるので、同じくらいの長さのネックレスと重ねづけするのがいいかも。

120cm(ロープ)

120cmはお腹くらいの位置。

そのままで使うには長いので、二連にして使って、胸~胸下くらいの位置にくる感じ。

タートルネックでも二連で使えるから、一年中使えるのは便利だよね。

パールの長いネックレスを二連にして使うとかのイメージです。

【注意】パールを夏にめっちゃ使うのは避けた方がよいです。パールは汗と酸に弱いのです。使った場合はやわらかい布で拭いて汚れを落としましょう!

選び方

では、ここからは選び方について簡単にまとめていきます!

一応、首が短くて太い人と、首が細くて長い人に分けて書いてみたけど、太いとか短いとかの基準ってなに??って話でもあるので、あくまで参考程度にしていただけたらと思います。

首にあててみて、しっくりくるかどうか。

自分で自分のことを「いい感じじゃん」と思えるかどうか。

それがすべて。

という大前提のもと読み進めていただけたら嬉しいです。

太くて短い首の人におすすめなデザイン

首が太くて短い人には、少し長めのネックレスがおすすめです。

・一般的な40cmのネックレスよりは、少し長め(45~50cmくらい)のネックレスを選ぶ

・45cmくらいのペンダント型のネックレス。首元に空間ができることで首を長く見せられます。

太くて短い首の人が避けた方がいいデザイン

避けた方がいいのは、首を強調する感じのネックレスです。

①チョーカータイプ。首が強調されるので避けた方が安全。

②太めでボリュームがあるタイプ。こちらも首が強調されるので避けた方がが安全。

②極細タイプ。首の存在感とのコントラストで、合わないってなりがち。

続いて、細くて長い首の人向けのネックレスです!

細くて長い首の人におすすめなデザイン

基本的には首が太くて短い人と逆のものを選ぶといい感じです。

①チョーカータイプ

②チェーンが太いデザイン、立体的なデザイン

③二連、三連にした重ねづけ:ボリュームが出るので

細くて長い首の人が避けた方がいいデザイン

細くて長い首の人は、細いネックレスやペンダントは避けた方がいいと言われています。

理由は、細い首をより細く見せてしまうから。

まあ、そうなんだけど。

でも、細いネックレスもつけたいじゃん?

そういうときには重ねづけをするといいんじゃないかなあ、と思います!

おしゃれに見えるコーディネートの基本

さてここからは、おしゃれなネックレスのコーディネートの基本ポイントを3つ書いていきます!

ジュエリーブランドのデザイナーのコメントや、スタイリストさんの声などを読み込んで、私が個人的に厳選したポイントです。

なので、ジュエリーコーディネーター検定のテキストには書いてないですし、王道セオリーと呼ばれるものでもありません。

全パーツ、モリモリにしすぎない

ジュエリーを身につけるときにまず気を付けた方がいいのは、つける場所量のバランスです。

耳にも、首にも、腕にも、指にもって、つけられるところすべてにジュエリーをつけてしまうのはやめたほうがいいです。

ごちゃごちゃした印象になってしまって素敵に見えません

例えば、

・ネックレスをボリューミーなものにするなら、ピアスは引き算してさりげないものする

・ブレスレットが派手なら、指輪はなくす or 華奢のものにする

みたいな感じ。

その日の主役を決めて、主役以外はわき役くらいの存在感にする、みたいな。

メリハリをつけたコーディネートの仕方をすると品が出るなあと思っています。

全体のバランスを見ながら、自分らしくて、ちゃんと品のあるボリューム感を見極めるのが大切です。

全部見えなくてもいい。チラ見せもおしゃれ

「せっかくジュエリーを身につけているんだから、全部を見せなければ!」と思う必要はありません。

・Tシャツからチラリと見えるチェーンネックレスの華奢なきらめき

・シャツのすき間から少しだけ見えるロングネックレス

・腕をまくったときにだけ見えるシルバーのバングル

みたいなほうがおしゃれに見えたりします。

これを私は勝手に「チラ見えおしゃれ理論」と勝手に読んでいます。

見える人にだけ見えればいい、わかる人にだけわかればいいくらいのノリのチラ見せ。

自分らしさをちゃんとわかっていて、ジュエリーのある生活を楽しんでいる人だけができるコーディネートだよなあ、と思っています。

地金はミックスさせるとおしゃれ

最後はこれ。

地金はミックスさせるとおしゃれです。

新鮮で洗練された雰囲気になります。

前職でジュエリーブランドを扱っていたときに、ジュエリーデザイナーがよく「地金はがんがんミックスさせよう!」と言っていました。

日本では、一般的には、地金の色は合わせた方がよい(イエローゴールドのピアスをつけたら、ネックレスもイエローゴールドで合わせたほうがよい、みたいん)という声もよく聞きます。

なんだけど、ちょっと古いような気がするなあ、というのが率直な意見です。

もちろん地金の色をそろえれば無難に素敵にはなると思う。

あと確かに肌の色によって合う色というのはあり、「自分はイエローゴールドが似合う」とか「自分はホワイトゴールドの方が似合う」などのベースを知っておくことは大切です。

でも、よりコーディネートの幅を広げて楽しんだり、ジュエリーの組み合わせで自分らしさを表現していくためには、無難は邪魔だと思うのです。

「一般的なルール」とか「間違いない組み合わせ」は一度リセットして考えた方がいいと考えています。それ以上のことを考えなくなっちゃうから。

ということで、地金はどんどんミックスさせて楽しみましょう!

イエローゴールドとプラチナの組み合わせも楽しいよ!

ネックレスの重ねづけのヒント

はい、ここまでいろいろと書いてきましたが、「具体的にどうすればいいんや!」「そのへんちゃんと書けや!」と感じられた人もいらっしゃるかもしれません。

ここから、ネックレスを重ねづけするときのヒント3つをまとめます。参考になれば幸いです。

モチーフネックレス+モチーフネックレス

まず鉄板なのは、モチーフネックレスとモチーフネックレスの組み合わせです。

若い頃に買った小さなモチーフのネックレスがなんか似合わなくなってきてしまった!みたいなアラフォー世代を救ってくれるのもこの重ねづけ。

・昔に買ったワンポイントのハートのネックレスに、ダイヤモンドの一粒ネックレスを組み合わせる

・カラーストーンの一粒ネックレスに、バータイプのネックレスを組み合わせる

などなど、

ひとつだと物足りないなと思うネックレスも、ふたつ重ねると意外といけるものなのです。

ただ、持っているネックレスをそのままの長さでつけても微妙なことが多いです。

モチーフネックレス同士を重ねづけする場合は、長さのバランス調整が超重要

重ねづけしたいネックレス同士が縦に1cm~2cmくらいの間をあけて並ぶように長さを調整するといい感じに見えます。

私自身がいろいろやってみたり、雑誌などを見まくった結果、いちばん間違いないのは40㎝と45㎝の組み合わせです。

とはいえ、実際にはネックレスのモチーフのサイズ感や自分の首の長さ、鎖骨の感じ、着る洋服の胸元のあき方で、だいぶバランスが変わってきます。

鏡の前であれこれ試して悩む。そして「これだ!」の自分なりの組み合わせやバランスを見つける。

というステップが絶対に必要です。

「そんな時間あるわけない!無理!」と思った方そこのあなた。

いまは、そういう時期なのだと思います。忙しい毎日で大切にすべきは、まずは自身の健康や家庭。おしゃれは気持ちの余裕が出てきてからでいいと私は思います。

「やってみたいかも」と思った方は、ぜひ鏡の前にいって、あれこれやってみましょう。

仕事に家事育児に忙しく、時間に追われる日々の中で、鏡の前であーだこーだする時間というのは、めちゃくちゃ贅沢な時間だと思います。

でも忙しいからこそ、自分にしっかり向き合う時間を取るのも大事だと思うんです。

たかがジュエリーコーデ。されとジュエリーコーデ。

どうすれば自分が(人から)より素敵に見えるかとかを超えた次元で、どうすれば自分の心がときめくかを見つけていく時間だと思ってます。

想像しているよりきっと楽しいはず。ぜひやってみてくださいませ。

モチーフ+ロングネックレス

モチーフネックレスとロングネックレスの組み合わせも素敵です。

シンプルなネックレスひとつだけだとなんか物足りないってときに、手っ取り早く華やかさを足してくれるのがロングネックレス。

もちろんステーションタイプのネックレスやチェーンネックレスでもいいけど、いきなり貴金属でロングネックレスを買うのもお高いので・・

最初に取り入れるなら、淡水パールやケシパールの80cmくらいのネックレスがよいのではないかなあ、と個人的には思います。

パールはとにかく使いやすい。最初のジュエリーにはパールがおすすめ。(別に回し者ではない)

夏場はパールを肌に直接つけてしまうと汗による劣化も気になるので、思い切ってアクセサリーにしちゃうのもアリかなあと思います。

水牛のネックレスとか存在感のあるものはコーディネートのアクセントにもよいです。

モチーフネックレス+存在感のある短めネックレス

ここでいう存在感のある短めネックレスというのは、太めのチェーンネックレス一連の淡水パールネックレスなどです。

存在感のある短めネックレスは、それだけでつけてももちろん素敵。

でもモチーフネックレスだけだと物足りないときにインパクトを足せるサポーター的な役割も果たしてくれます。

重ね付けをするときは、ネックレスの長さはそれぞれ40cmと45cmくらい。5cm程度の差があったほうがバランスがとりやすいと思います。

でも、モチーフネックレスって基本的に真ん中にモチーフがあるから真ん中が一番下に下がる形になるけど、チェーンネックレスや一連ネックレスって丸い形状をしているので、形が同じにならないんだよね。

だから少し動きのある印象があるというか、モチーフネックレス同士の重ねづけよりもよりこなれ感が出る気がします。

重ねづけするときにおすすめのアイテム

はい!ここまで読んできた方で「重ねづけのために、5cmだけ長いネックレスを買うの無理じゃね?」と思っている方はいらっしゃいますか?

実はアジャスターチェーンというのがありましてですね。

今あるネックレスにつなげて使うとネックレスが長くなる、というシロモノです。

私は楽天オレフィーチェさんの10cmバージョンのアジャスターチェーンを愛用してます。K18イエローゴールドです。

スライド式だから、鏡でバランスを見ながら好きな位置で留められるのが使いやすいポイント。

ネット上だと5cmのアジャスターチェーンが多く売られていて、スライダーで長さ調節ができないタイプのものが多いんだけど。

短いのを買うよりも長いものを買った方がコーディネートの可能性が広がると考えたので、10cmのスライダータイプにしました。

私は品質的に長く安心できるものが欲しかったのと、大切に長く使って、できれば娘にも譲りたいなあと思ったので、K18素材のものを選びました。

アジャスターチェーン自体は、合金素材の安いものがワンコイン以下で買えるので、どんなものを選ぶかはホントに個々人の好みだと思います。

いろいろ見比べて、自分のお財布と相談して、納得のいくもの選びをするのがいいのではないか、と思います!

以上、ネックレスの種類と選び方コーディネートや重ねづけの基本についてのまとめでした。

これから一生ものネックレスを選びたい方や、手持ちジュエリーのコーディネートに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

ここまでお読みくださりありがとうございました!

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