こんにちは。ジュエリーコーディネートガイドへようこそ。
この記事ではジュエリーの定義とアクセサリーとの違いを解説しつつ、アラフォー女性がアクセサリーを買うべきなのかについて考察してみます。
用語の定義については、日本ジュエリー協会の「ジュエリーコーディネーター検定」の書籍の内容を参照しています。
ただ社会の実態としては「ジュエリーとアクセサリーの意味が混じって使われいてるなあ」と感じるケースも多くあるので、そのあたりの解説も踏まえながら書いてみます。
図にした方がわかりやすいので、まとめてみました。
いちばん範囲が広いのが装身具です。人が身体を飾るのに使うすべてのものを指しています。
この装身具の中に、ジュエリーとアクセサリーがあります。
アクセサリーの定義
アクセサリーは、素材はなんでもOK。
真鍮(しんちゅう)や合金、紐、布、樹脂など、さまざまな素材でつくられています。イミテーション(偽物)もOK。
とにかく身を飾るもので、ジュエリーじゃないものはアクセサリーと呼びます。
ファストファッションのお店で売っているネックレスで、素材が「メタル」と書いてあったら、アクセサリーです。
ただ帽子やベルトをアクセサリーと呼ぶかどうかはブランドによって異なる気がします。(業界によっても微妙に違いそう)
アクセサリーを売っているお店のイメージとしてわかりやすいのは、
ファストファッション系ならZARAとか、H&Mとか。
アクセサリー屋さんだと、アネモネとか、Three Four Timeとか。
百貨店の1階のアクセサリー売り場もですね。ヴァンドームブティックとか。
キラキラのイメージで有名なスワロフスキーは、サイトには「ジュエリー」って書いてるけど、素材的にはアクセサリーだよね。(っていうかサイトに素材名が書いてない)
ジュエリーの定義
ジュエリーは地金(金属部分)に金、銀、プラチナなどの貴金属を使っていて、宝石素材を使っているもの。
ジュエリーショップに売られているジュエリーには、「K18」とか「K10」などの種類(品位といいます)がありますが、どちらもジュエリーです。
K18素材とK10素材どちらを買ったらいいのか?については、別の記事でまとめます。
で、この定義からいうと、シルバー(銀)はジュエリーなんですけどね。
日本社会を生きているひとりのWebマーケターの感覚としては、シルバーは、半分くらいは「アクセサリー」と呼ばれていることが多い気がします。
ティファニーもエルメスも、スターリングシルバーは「ジュエリー」と言っています。
けど、若者向け(あるいは男性向け)にアクセサリー的なポジションのアイテムを売っているブランドは、あえて「シルバーアクセサリー」といっている感じがあります。実際はジュエリーと言えるスターリングシルバーを使っていても。
この現象、面白いなって思いました。若者や男性は確かに「シルバージュエリー」って書いてあったら買わないかもしれないよね。
ファインジュエリーの定義
ジュエリーの中に、さらにファインジュエリーがあります。
「ファインジュエリーがなんなのか」については、ジュエリーのマーケティングをするなかで調べましたが、はっきりわかりやすい明確な定義は見つかりませんでした。
ジュエリーコーディネーターの検定テキストにも「使用素材に限定があるもの」としか書いてないんだよね。
ただメーカーさんや宝飾店さんの話を総合すると、
・K18以上の貴金属を使っている
・宝石を使っている
ものが、ファインジュエリーとして扱われている印象を受けました。
ちなみにここではまとめてませんが、ブランドジュエリーのサイトには、「ジュエリー」と「ハイジュエリー」があることが多いです。
ここでいう「ハイジュエリー」は素材が特殊というよりも価格が高いジュエリーという感じでカテゴライズされている印象です。
このサイトでは基本的には「ジュエリー」という単語を使っていきますが、用語の定義としてまとめてみました。
アラフォー女性がアクセサリーを買うべきか問題
さて、ここから考察コーナーです。
アラフォーを視野に入れて一生ものジュエリーが欲しいと思い始めた大人の女性が、最初にぶつかる壁が「今さらアクセサリーを買ってもいいものなのかどうか?」なのではないかと思います。
っていうか、私がそうでした。
これまでたいして意識してこなかったはずなのに、アクセサリーとジュエリーの違いを知ることによって、急にアクセサリーを買うことへの抵抗感が生まれるみたいな謎の現象が発生することがあります。
(ちなみに、K18とK10の差についても同じことが起こるかもしれません。これについては別記事で書きます)
なんだけど。私個人としての意見は、
トレンドを楽しむのも生活の中での楽しみのひとつ
です。だからこそ、
今を楽しむのも大事!トレンドのアクセサリーを買うのも全然アリでしょ!
と思ってます。
トレンドものでジュエリーを選んでしまうと、「高かったのに、来年はもう流行が終わっちゃって使えない」なんてことも起こりますよね。
それと、存在感のある大振りなものを投入したいときにもアクセサリーはぴったりだと思います。
ジュエリー素材で存在感のあるものなんて100万円超になってしまうし。
全部が全部、本物のジュエリーである必要なんて全然ない!と思います。
むしろプチプラものをほどよく取り入れて、それでいて品があるように見えるコーディネートをできる人の方が方がずっとオシャレだと思う。
インパクトを出したいときにはあえて樹脂製(プラスチック製)の遊び心あるアクセサリーを選んで、コーディネートのメリハリをつけるのもアリです。
トレンドものや大振りのものはアクセサリーで楽しむ。
一生ずっと使いたいものは、きちんとしたジュエリーを選ぶ。
そんな選び分けをするのがバランスがよいのではないかなあ、と思います。
ジュエリーやアクセサリー選びに悩むどなたかの参考になれば嬉しいです!
★おまけ★
ジュエリーコーディネートの参考にもなり、写真も美しくて目の保養になるのが、スタイリストの伊藤美佐季さんのこちらの本。
『そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら』 著:伊藤美佐季 ダイヤモンド社
まず手に入れたいベーシックな7アイテムや、ジュエリーを選ぶ基準など、ジュエリーディレクターさんならではの洗練された理論が読めてめちゃくちゃ参考になります。
以上、ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
来週の公開もお楽しみに!
ここまでお読みくださりありがとうございました!
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