真珠(パール)の歴史と魅力、おすすめコーディネート。

宝石にまつわるストーリー
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こんにちは。

ジュエリーコーディネートガイドです。

今回は真珠(パール)の歴史を振り返りつつ、その魅力コーディネートについて書いてみました。

実は私、真珠検定のジュニアアドバイザーの認定証を持っています。

さまざまな宝石の中で「最古の宝石」と言われるのが真珠。

真珠、知れば知るほど奥が深くて、すっかり魅了されています。

宝石と呼ばれるもののほとんどが地中からとれる鉱物なのに対して、真珠は海にいる貝の中で生まれ育つもの。

どのように生まれるのかは後述しますが、真珠は他の宝石たちとは違う特別な存在という印象があります。

現時点で私がいちばん魅力的だなと感じているのも真珠。

実は世界の真珠市場の半分を占めているのが日本でして、日本人が持っている宝石は真珠が群を抜いて多いと言われています。

古事記や日本書紀、万葉集などの最古の文献にも登場しています。

あと、日本に住んでいると「真珠といえばアコヤ真珠」「真珠は丸いもの」「冠婚葬祭のときにつけるもの」というイメージを持っている人が多いかもしれませんが、世界的にみると真珠=丸いものではない時代も長かったです。

特にルネッサンス時代からバロック期にかけては、バロック真珠(いびつな形をした真珠)の形状を活かしたジュエリーがたくさん作られました。

この本の表紙に使われているのもバロックパール。男性の体の部分なんだけど、見えるかしら。

すごいよね、パールの形をベースにして、ようこんな人間の形を作ろうとたわね・・という感じ。

世界にひとつの独特な真珠の形を活かして、どんなジュエリーを作るか?って想像するの、きっとめちゃめちゃ職人魂が刺激されたんじゃないかなあ、と妄想します。

小粒の真珠を集めてつくられたジュエリーもあります。ロシアでは花嫁の髪飾りや肩に真珠が縫い付けられたりしたんだとか。ゴージャス。

では、ここから真珠について語っていきます!

真珠の歴史

なぜ真珠は人類にとって最古の宝石になったのか?

これ、人類にとって貝が食料であったことが大きいです。

そもそも真珠がどうして生まれるかというと、

貝の体内に異物が入ったときに、自己防衛のために貝殻と同じ物質を分泌して、その異物を巻き込んでしまう

からなんですよね。めちゃめちゃ偶然の産物

昔の人が海に行って食料を探して、「貝があった!食べよう!」ってなって開けてみたら中に真珠が入っていてビックリしたっていう感じの出会い。

日本では約5,500年前のものとされる縄文遺跡から真珠が出土しています。

真珠の歴史は古く、古代インドの神話をはじめ、旧約聖書や新約聖書の中にも登場しているほど。

古代エジプトの女王クレオパトラも身につけていたそうで、紀元前から高貴な女性に相応しい宝石として大切にされ、富と権力の象徴でもありました。

古代ローマでも真珠の価値が高かったらしい。当時書かれた百科事典的な書物の中に「ローマの女性たちの間で真珠を身につけるのが当時の流行だった」という記述があるんだとか。

19世紀に入ると、天然真珠の採取は世界各地で発展していきます。

でも天然真珠で商品価値があるレベルのものは1000個に1個あるかどうかだったとか。

ダイバーが1週間も海に潜って3,500個の貝を取って、売れるレベルだったのが3個らしい。確率が低すぎる・・!

偶然の産物だからこそ貴重でもあったのだろうと思いますが、産業にしたい!たくさん手に入れた!、量産したい!と思うのがきっと人間の常なんですかね。

人々は真珠の成り立ちを解明し、人工的に作ろうという努力を重ねていきます。

最初はまん丸ではない真珠の養殖からスタートしつつ、試行錯誤を重ねていきました。

真円の養殖真珠の誕生

19世紀になって世界各国が真円(まん丸)の真珠の養殖に乗り出すなか、世界で初めての成功したのはなんと日本でした。

同じ時期に、3人の日本人がそれぞれ違う方法で真円真珠の発明に成功しています。

このうちの1人が御木本さん。ミキモトの創業者にあたる人ですね。

ただ、今の真珠の養殖技術の基本になっているのは御木本さんの方法ではなく、西川さんという方の方法らしいです。

西川さんの製法がいちばん生産効率が高いんだって。量産するなら生産効率は大事だよね。

御木本さんはどちらかというと日本で生みだした真円真珠を世界に売り込みに行った人という意味で、日本の真珠業界への功績が大きいそうです。

ちなみに日本の養殖真珠の是非をめぐって「パリ裁判」というのが開かれました。

1921年にヨーロッパから「日本の養殖真珠は偽物だ!」と訴訟を起こされたのです。

結果は日本側(ミキモト)の勝利で、この裁判をきっかけに養殖真珠は科学的に本物の真珠であると世界に認められました。

ミキモトの公式サイトのブランドストーリーにも書いています。

一般人が聞くと「へー」って感じかもしれないんですけど、このエピソードはパールのお店のWebサイトなどにもよく書かれています。

裁判したのはミキモトだったけど、勝訴したことで日本の養殖真珠全体が本物だって証明されたという扱いなんだと思われます。それだけ大きな出来事だったんだろうなと。

でもよく考えるとそうよね、偽物だってなっていたら日本の真珠産業は終わっていたわけで。

1920年代ということで、日本の世界における存在感を大きくしようとしていた時期だろうし、当時の業界の人はきっと固唾を飲んで震えながら見守っていたんだろうなと妄想します。

現代における真珠のイメージ@日本

そんなこんなでアコヤと言えば日本だし、世界の中でも日本の真珠のプレゼンスは高いです。

日本人にとっての真珠ってどんなイメージなのでしょうか?

私はジュエリーのことを調べ始めるまで、そこまで真珠に興味はなく、冠婚葬祭でつけるものというイメージがあった程度です。(しかも冠婚葬祭用に持っていたのは若いときに買ったイミテーションものでした)

ブランドとしてはミキモトとタサキを知っていたくらい。

真珠を身につけるのがおしゃれというイメージはなかったかな。ほんとに冠婚葬祭。入園式卒園式みたいなセレモニー用で、普段使いはしない感じ。

同じように感じられている方も多いんじゃないでしょうか。

真珠のジュエリーを持っていても、普段は「ベロアの箱にしまい込んでいる」って人、多くないですか?

そんな状態だった私がジュエリーのことを調べてまず思ったのは、大人の女性としてジュエリーをつけこなすなら、まずアコヤ真珠のピアスからだ!でした。

なんでそう思ったかというと、アコヤ真珠は圧倒的にきちんと見えするからです。

で、実際にアコヤ真珠のピアスを買いました。エントリーモデルの、小さめなやつ。

アコヤは冠婚葬祭用に使われるくらいだから、光沢が綺麗なんですよね。

深みがあるテリのおかげで身につけるだけで少し高貴な印象を与えられるというか。背筋がのびるというか。

私は普段はTシャツにGパンの人間なんですけど、アコヤ真珠のピアスをつけるだけで、ちょっときちんと見えるんですよ。

(個人の感想ですよ!でも確信を持ってる)

そして、他の宝石に比べて圧倒的に安いことも大きいです。

直径5mmのパールのピアスだったらブランドものでなければ数千円で買えるんだけど、K18素材のダイヤモンドピアスだと普通に10万くらいするんですよ。

10万って!ジュエリーに興味が出たばかりの人には出せないやろ。しらんけど。

パールはネックレスとなると高いんだけど、ピアスだとそこまででもないのです。使っているのが2粒だし。

ちなみに私が会社員のときにマーケティングを担当していたのは海外ブランドだったので、アコヤ真珠は使っていませんでした。パールがついているアイテムもあったけど、淡水真珠のみ。

淡水真珠は、アコヤとは違う種類の貝から採れる真珠で、一般的にアコヤより安価。アクセサリーにもよく使われています。詳しい説明は下の方で書いてます。

でも日本には「真珠といえばアコヤ」っていう雰囲気があったから、マーケティングを考える上で「淡水真珠のよさって何なんだろう?」っていうのを考えざるを得ない環境にあったんですよね。

で、数年間に渡って考えた結果、私のなかでの結論は、

・アコヤ真珠と淡水真珠それぞれに良さがある

・ただし真珠単体で身につけるなら圧倒的にアコヤ

・でも「淡水真珠のほうが素敵に見えるデザイン」は確実にある

です。

ここからは真珠ができる過程についてざっくり書いていきます。

真珠ができるメカニズム

真珠検定のテキストでは、真珠の生産工程に一番の文量が割かれていたような気がします。(なんか日本っぽいなって思いました)

真珠の養殖プロセスは、全体で4~5年(!)かかります。

真珠が出来上がるまでで3~4年、真珠ができてから加工するまでも数か月~1年かかるんです。

ざっくりの流れを説明すると、

貝の中に「核」と呼ばれるものを入れて、海に戻す。その「核」の周りに真珠の層が巻かれていくのを待つ

という感じ。

こう書くとなんか簡単そうに見えるかもしれないのですが、、

細かく分けると工程が6つあって、そのどの工程でも養殖業者さんは環境に気を配りながら真珠を育てています。

貝を海から出す時期も見極めが必要だし、経験がものをいう世界。後継者不足が深刻な業界でもあるそうです。

日本の代表的なアコヤ真珠の産地は、三重県、愛媛県、長崎県、大分県。

三重のミキモトの真珠博物館も行きたいし、真珠を育てている様子を見に行きたいなあ、と思ってます!タサキは長崎と三重らしい。

でも、養殖したからといってすべての貝から綺麗な真珠が取れるわけでもなく。

4割はそもそも貝が死んでしまったりしていて、市場に流通させられる美しいものは全体の8%程度と言われています。

あと、浜揚げされた真珠は、そのままではお店に並びません。

真珠層(外側の部分)についた不純物を取り除いたり、色目を調整したり、光沢を増したりといった加工プロセスがあります。

特にネックレスの場合は、パール同士の色やテリが同じかなど、同じ品質のものを並べて作らないといけないので、目利きが必要。ピアスも両方が同じ見え感じゃないとだしね。

個人的にはバロックパールが好きだから左右の形や大きさが違うことはそこまで気にならないけど、アコヤのような真円だったら左右対称がいいなって思う感覚はある。

きっとそう思う消費者が圧倒的だろうから、調整ってすごい大変なんだろうなと思う。

ひとつひとつ微妙に違う色味を、色を抜いたり着色したりして合わせていくわけでしょ。

しかも薬品をどのくらいの量いれるかとか、目の前にある真珠とできあがりのイメージを見ながら調整していくわけで。

きっと生産効率も意識しないとだから、ある程度の量はまとめて加工しないといけないだろうし・・

みたいなことを考え始めると、すごい・・!ってなる。ただただリスペクトです。

できあがりまでのプロセス、めっちゃ見たい。取材させてもらえませんでしょうか。

真珠の種類

真珠にもいろいろ種類があるので、ざっくりまとめてみます。

写真は、実物を持っているものは私物、持っていないものは楽天の美貴真珠さん、ルコリエさん、真珠の卸屋さんから拝借しています。

※お店のっぽい写真をクリックするとお店に飛べます。

アコヤ真珠

アコヤは日本の代表的な真珠。

養殖に成功してからの100年超、真珠といえば「日本のアコヤ真珠」と言われるくらいに世界的に高い評価を得ています。

アコヤの特徴はテリ。輝きが繊細で深いです。これは真珠層の厚みが薄くてきめ細やかだからと言われていています。寒い時期、一番テリが強くなるときに浜揚げされています。

私の↑の写真が微妙だったので、美貴真珠さんの写真も貼り付けておきます。ピンクっぽい上品なテリの感じ伝わるかしら?このテリはアコヤ独特なのよね。

↑これと同じものを持ってます。8ミリ~8.5ミリのそこそこ存在感ある大きさ。ピアスを主役にしたいときにおすすめ。

このサイズをつけるならネックレスは要らない。ケンカしちゃうと思う。

アコヤのピアスは大きさ違いで4個くらい持ってるけど、それぞれコーディネートのしやすさが違うと思う!

下の方に少し書いてるけど、改めて別記事でまとめたいと思います。

あとアコヤは光沢の色味もホントに幅広い!ピンクっぽいもの、紫っぽいもの、クリーム色っぽいもの、それぞれなので、色合わせが難しい。

なのでアコヤのピアスとネックレスが欲しいなら、絶対セットを買った方がいいと思います。(セット売りが多いのはそういう理由もあると思う)

セット売りはこういうやつ↓

(私、セットものを持ってなかったので、3年前、息子の入学式に合わせて買いました。こちらも真珠の卸屋さんのものです。)

先にピアス、次にネックレス、みたいな感じにしちゃうと、ほんとに色もテリも合わない、みたいになっちゃうので。(同じお店の同じものであっても!)

アコヤのネックレスとピアスを買うなら、セットものを買おう。(2回言った)

シロチョウ(白蝶、南洋真珠)

シロチョウ真珠は赤道を中心とした熱帯の海に生息する貝。オーストラリアとインドネシアで全体の90%を占めています。

シロチョウはアコヤと比べると貝が大きいので、真珠の大きさも大きいです。

白っぽいシロチョウでもアコヤ独特の紫がかった光沢ではなく、白っぽい感じの光沢というかね。

これはこれで主張が強すぎないので素敵だし、使いやすいと思う。

私が買ったバロックパールも南洋なので、ジャンルとしてはここに入るはず。

ちょっとグレーがかっています。

色目や質感を比べて見てみるのも面白いと思います。

クロチョウ(黒蝶真珠)

1970年ごろになって登場してきた黒い真珠。90%以上がタヒチ産と言われています。

クロチョウもシロチョウと同じく貝殻が大きいので、アコヤ真珠と比べると真珠の大きさが大きいです。

クロチョウというだけあって黒をイメージするかもですが、グレーやピーコックグリーンなどの色もあって、カラバリが豊富です。

私はクロチョウ真珠はまだ持ってないんだけど、グレーやグリーンはちょっと気になります。黒はまだ似合わない気がする。しっくりきそうなのは50代くらいかなあ。

淡水養殖真珠

湖や川などの淡水の中に生息する貝を淡水真珠といいます。

ここまで淡水真珠って書いてきたけど、個人的には淡水パールのほうがしっくりくるので、ここから淡水パールって書くね。

琵琶湖特産のイケチョウ貝や中国のヒレイケチョウ貝など。

現在は中国製が大量に出回っており、価格も安価なので、アクセサリー的に用いられることが多い真珠です。

色や形も種類がたくさんあって、選ぶのが迷うほど。

以下はざっくりの種類(私も気になっているパール一覧)です。

淡水バロックパール

ピンクのパール

グレーのパール

コインパール

ピアスキャッチのパール

双子パール

こうやって見ていくと、パール、沼りません・・・?欲しいものがあふれすぎて、一生かかっても集めきれない気がするわ。

ちなみに私が今もっている淡水パールは、ピアスとネックレス、ブレスレットです。

ピアスは買ったものです。GOLD&ROSESというブランドのアメリカンタイプのピアスです。

ネックレスとブレスレットは友人が作ってくれたもの。

淡水パールのネックレスとブレスレットはめちゃくちゃ使いやすいです。

詳細は後述しますが、気軽に重ねづけできるのが楽しいんです~!

コンクパール

サーモン・ピンクの不透明なパールもあります。コンク貝は巻貝の一種で、美しい色が魅力的。

コレクターの人はこのあたりのパールを集めていらっしゃるのではなかろうか、と思います。

ちょっといい感じの画像が見つからなかったので、ミキモトのコンクパールのコレクションを貼っときます。気になる人はどうぞ。

では最後にまとめとして、改めて真珠の魅力とおすすめコーデを提案していきます!

真珠の魅力とおすすめコーディネート

上↑の方で真珠の魅力については触れた部分もあるのですが、パールの魅力は語りつくせないので書きまくります。

真珠の魅力はやっぱり光沢です。

真珠だけが持つやわらかい輝きは、他の鉱物には出せないよね。

特にアコヤ真珠は紫がかった深みのある光沢があって、ひときわ高貴な印象を与えます。

真珠のクオリティは巻きとテリで判断されます。(もちろん傷もね)

真珠の層に厚みがあるほど輝きは深みを増しますが、じゃあ層が厚く巻かれていればいいかというと、そういうわけでもなく。薄い層がきめ細やかに並んでいるのが大事です。

真珠独特の評価基準で「テリ」と呼ばれる光沢が見える秘密は、真珠層の構造にあります。

真珠の層は薄い半透明の結晶が積み重なった感じの層になっているんですけどね、

その層に光が当たると、一部は表面の結晶で反射し、1枚目を通り抜けた光は次の結晶にあたって、みたいな感じで、たくさんの反射や屈折をした結果が人間の目に見えるわけです。

この複雑な光の作用によって特有の光沢が見えています。

学生のときの光の反射の授業とかマジ興味なかったけど、こういうふうに興味あるもので教えてもらえると記憶に残ったんだろうなあ・・と思うなどした。

アコヤ真珠の魅力とコーディネート

アラフォーくらいの年代だと、5.5~6.5mmほどの小粒のアコヤ真珠が日常生活のなかで使いやすくて便利だと思います。

カジュアルなファッションコーディネートをしていても、耳元がアコヤのピアスなだけできちんと見えする。超便利。例えるなら天然パーマの人がストパーかけるくらいの便利さ。

とりあえずアコヤつけておこうって週3日以上活用しているのが正直なところ。

・白いシャツに合わせれば、カッチリした印象が際立つ

・黒いシャツに合わせれば、艶っぽさをプラスできる

・Tシャツに合わせれば、きちんと感が出る

・パーカーに合わせれば、女性らしさをプラスできる

という感じです。

6.5mmのサイズが超気に入ってたんだけど、片方落としてしまって。探してるんだけどあんまり売ってないのよね。よく見るのは5.5mm。5.5mmの方がメジャーなのかな?

こちらは5.5mmのアコヤのピアス。5.5mmだとネックレスをつけても「つけすぎ!」ってならない気がするんですが、いかがでしょうか。

(ピアスは楽天の真珠の卸屋さんで買ったもの。ネックレスは友人作。そしてブローチはどこかで書いたチロルヴィンテージさんのアンティークものです。)

アコヤのピアスだけで大人っぽいので、お洋服全体を綺麗めにしてしまうと「今日は参観ですか?」ってなってしまいます。

なのでアコヤのピアスを付けるときは、どこかはカジュアルにするのが大事。

上半身シャツとかブラウスなど綺麗めなものにする場合は、下にジーンズやスニーカー、モカシンなどのカジュアルなものにする。

上半身がTシャツなら、綺麗めなスカートでもOKみたいな感じで、ファッション全体でバランスを取るのがちょうどいい気がします。

ジュエリーの存在感を加味して全体のバランスを考えるのが楽しいです。

自分と向き合っている感覚があるというか。

忙しい毎日だからこそ、自分と向き合う時間を意識的に取るのもいいんじゃないかなあと思うわけです。

だからジュエリーコーディネートを考えるときに自分と向き合う方式、おすすめです。

淡水パールの魅力とコーディネート

ひとつで存在感のある高貴な感じのアコヤに比べて、ライトな印象の淡水パールはカジュアルな服装にも合わせやすいです。リネンのワンピとかに合う。

ただ私はコーディネート全体で「大人の女性っぽさ」を出すことを意識しているので、その前提で考えると、

淡水パールを身につけるなら、ファッションの方を少し大人っぽくして全体のバランスを調整します。

胸元が開いたシャツとか、とろみのあるブラウスとか。大人系バッグとか、きれいめパンプスとか。

ちなみによく雑貨屋さんで売られている「作家さんもののパールのピアス」は、だいたい淡水パールです。金属もK18ではなく、アクセサリー素材が多いと思う。

なので個人的には「原価に対して、販売価格が高め」だと思います。個人だから仕入れ価格も高いのかもしれないけどね。

でもあえて少し歪みのあるパールを選んでいたりもして、パール選びに「その作家さんならではの世界観」が出ているのも確か。

だからそのアイテムを見て自分の中の素敵アンテナが反応したら、それはアリなんだと思います。

アイテムそのものではなく、世界観も含めたアイテムを売っている。

作家さんものジュエリーは、まさにそういう世界なんだろうなあと思います。

淡水パールはアコヤのように主張が激しすぎず、ほどよい存在感なのが使いやすいポイント。お手頃価格なので気軽に重ねづけできるのが楽しいです。

地金系のバングルも合うし、ステーションタイプのものとも合うし。合わないものが見当たらないほどの合わせやすさ。

一粒ダイヤのネックレスとも相性よしです。

というわけで、最初にピアスを買うなら絶対にアコヤ!をおすすめしたいけど、

最初にネックレスやブレスレットを買うなら淡水パールから始めるのがいいんじゃないかなあ、と思います。

アラフィフ、アラ還になったら

アラフォー世代があと10年、20年ほど歳をとると、大粒の真珠が似合うようになってくる気がします。

年齢を重ねた人間のオーラに負けないボリュームが必要になるというか。

大粒の白蝶真珠とか、小粒のパールがつながってねじれたようなタイプのものとかね。

年齢によって似合うジュエリーが変わっていくのは、楽しみでもあるなあと思います。

私が若い頃は「女の賞味期限は20代」みたいな言われ方をしていて(もしかして今もなのかな?マジ時代遅れというか、そもそも意味不明だなって思ってるけど)

私も20代のときは「自分は30歳になるのが怖いと感じるのかな?」と思っていたんですけど、全然そんなことなかったんですよね。

30歳はどちらかというと「30歳なのに、人間としてめっちゃ未熟な感じがする。どうしよう。何すればいいんだろう」という感じでした。焦りの方が強かったかも。

でも40歳を前にして、いちばん強く感じているのは、「歳をとるって楽しいな」という感覚です。

もちろん若さは失ってるけどもね。しわやシミは増えているし、肉もつきやすくなったし、睡眠不足がマジでキツイ。

けど、やっぱり歳をとるごとに人間としての深みって増していくんだろうなあ、という感じが強くて。

ジュエリー選びにおいても、今よりもきっと10年、20年の歳を重ねた自分の方が知識も増えていて、見る目も肥えていて、楽しいんだろうなあ、なんて思ったりします。

真珠は日本で有名な宝石のひとつだし、手の届きやすさもちょうどいいと思っています。

いちばん最初に真珠を取り上げたのも、そんな理由からでした。

以上、長くなりましたが、真珠の歴史と魅力について考察してきました。

なにかひとつでも真珠って面白いなとか素敵だなとか思っていただけたら嬉しいです!

参考にした書籍・サイト

これはさまざまな宝飾品に関しての書籍を読んでいて感じることなんですが、ジュエリー関係の本の著者は男性が多いんですよね。なぜなんだろう・・・

NHK 美の壺 真珠

NHK 美の壺 真珠 (NHK美の壼) 単行本

真珠は歴史の長さもあってか書籍がたくさん出てます。

Amazonで検索してみても他の宝石と比べて段違いに多いです。

たぶんそれだけ昔から人間を魅了してきたということなんだと思うんだよね。ロマンを感じます。

まだまだ知らないこともあると思うので、引き続き学びつつ、サイトも更新していきたいと思います!

★他にパールについて触れている記事はコチラ★

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ルースからジュエリーを作ってみたいときに行くと楽しい場所。

とあるワーママがジュエリーと出会って救われるまでの話。

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